プラットフォーム事業
2020年入社(新卒)

吉岡 拓司

早稲田大学卒業。学生時代は、パフォーマンスサークルで百人以上と一つの作品を創作したり、学習塾のアルバイトで受験生のサポートを経験。社員に利他精神を感じ、「自分も誰かのために何かを成し遂げたい」と感じられたLTSに入社。入社後は、現在、LTSリンクが運営する「コンサルタントジョブ」(現プロフェッショナルハブ)に携わる。

固まっていないからこそ面白い、ビジネスプロデュース職

R281

学生時代には大学受験で苦労した経験から、受験生を応援するWebサイトを作りました。予備校の講師などでは担当できる人数が限られてしまうので、より広く受験生を応援するにはWebがよいと考えたのです。こういう新しい取り組みに積極的なところもあって、内定後にビジネスプロデュース職を勧められたのではないかと思います。
ビジネスプロデュース職は自分たちで職種を創っていく側面もあり、「こういう仕事です」とひとことで説明するのは難しいですが、「新たに事業を創ったり、既存の事業を推し進めたりする」仕事だと考えています。そして、この職業には、目的達成のために必要となることを全て実行していく気概が必要だと思います。今は「コンサルタントジョブ」(現プロフェッショナルハブ)という、ある程度事業が固まっている事業部に所属していますので、私の仕事は「いかに事業を進めるか」であると考えています。
こうして日々自分たちの業務や組織を変化させていけること、それによって職種自体を創っていけること、つまり決められた未来へ向かっていくのではなく、自分たちで描いていけることは、この職種ならではの面白さだと思います。
社長の樺島や先輩がよく「ある意味経験がものをいうコンサルタント職と比べ、ビジネスプロデュース職自体には正解がない。だからこそ役職や立場に関わらず、新人であっても意見を言うべきだ」とアドバイスしてくれます。ただ、そこで気付きに繋がるような意見を言うためには、自分個人の視点だけでなく、組織として今何をやるべきかも考えることがが重要と捉えています。

1年目で発案した社内活動が成長の機会に

R305

私は、新卒1年時に事業部のミッション・ビジョン・バリューの理解を深めるワークショップと、バリュー定着活動に取り組みました。
本取り組みは、この数年で中途入社したメンバーが多い事業部特有の課題を解決するためのものでした。
それまでに行われたワークショップを経て、メンバーの志向性が同じであることは分かっていました。それにも関わらず、メンバー間で共通認識が持てているように感じることができない状態になっていました。新卒のように初めから文化を共有しているわけではなく、入社後間もなく、もしくは入社時からリモートワーク中心の勤務が始まって、メンバー同士の意思疎通も図りづらい状況であったため、通常よりも共通認識が取りづらい状況にあった影響が大きいと思います。
私自身にとっても初めて主催する取り組みでしたが、ワークショップ開催後は先輩に丁寧なフィードバックをもらいました。
具体的な話になってしまいますが……「ワークショップ自体はよかった」と褒めていただいた上で「目的をもっと詳細具体化して、ワークショップ当日の設計を工夫するといいのではないか」といったアドバイスをいただきました。その後の定着化の取り組みで、目的をもう一度明示したり、ファシリテーション時に誰を指名するか再考したりするヒントになりました。
また、バリュー定着活動が膠着状態になった時も、社長に相談することで「メンバーの関係性向上から、バリューの体現が自然と行われる状態を目指すべき」という気付きを得て、ブレイクスルーに繋げることができました。

自ら働きやすい環境作りに取り組んでいく

R021

事業を進めるためには、働きやすい環境を整えることも重要だと考えていて、今、職場の環境をよくするために取り組んでいることが2つあります。1つは「新入社員が働きやすいようにする」ことです。
1年後輩である新入社員は、現在すでに現場に入って先輩の教育を受けています。ただ、メインで教育を担当しているのは社会人経験が長い中途入社の社員で、新入社員とは年齢も離れています。私たち1期生が新卒1年目の際は、歳が近い先輩はいなくてもある意味当然ですが、今は私たちがいます。そこで、月1回、新入社員と年齢の近い先輩たちが、相談を受けたり、交流したりできる場を設けています。
もう1つは「サービスの提供プロセスを評価できるように見える化する」ことです。
プロセスを見える化することで、改善すべきポイントや、正しい状態・よりよい状態とはどういう状態なのかも一見して分かるようにするのが狙いです。そういった基準があれば、新卒であっても中途入社であっても同じように「この事業であれば、こういう状態を目指せばクライアントにいい価値が提供できる」というのが分かる、共有できると考えています。

人を支え、人に支えていただけるような自分を目指して

最終的には「困っている人に対し、安心感と次に進むためのヒントを提示し、奮い立たせることができるような人物」になりたいです。
その根本には「きつい状況にある人の手助けをしたい」という思いがあります。
実は私、小学校時代は泣き虫で、学校から脱走したりしていたんです。でも、それを先生に助けてもらったことから、そういう思いを抱くようになりました。例えば受験生を応援してきたのも、自分がきつい思いをした分、今きつい状況にある後輩たちの手助けをしたかったからですし。
社会人になった今、様々なきつい状況にある人がいる中で、特に「経営者」や「新規事業を創る方」に興味があります。自分自身も仕事をする中で同じ経験を積むことで、共感を持ってケアできるのではないかと考えています。
何かを達成するためには、人をいかに巻き込めるかが重要になると思うので、人に支えていただけるような魅力的な人物になりたいですね。そのために、出来る限り「有言実行」を心がけるようにしています。ただ、状況の変化によって「有言実行」が難しくなってしまうケースも出てくると思います。その際は、できない理由を明確にすることで、目的に対して新たな解決策を提示・実行する姿勢が大切だと感じています。