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コンサルティング部門
2018年入社（新卒）

ティダル バユ ヘルランバン（Tidar Bayu Herlambang）

インドネシアから日本へ進学。東京大学大学院修了後、担当教官から、データ分析のキャリアとしてLTSを紹介してもらい、インターンを経験。3カ月の契約社員期間を経て、正社員として入社。現在は、ビジネス戦略とデータサイエンスのコンサルタントとして、データに基づくインサイトの抽出や戦略立案、最新技術の業務適用をご支援。

自分で勉強しながら、チームでも学ぶ機会がある

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私の上司は新しい案件をスタートさせる前に、いわゆる「学習期間」をいつも設けてくれます。他の仕事を進めながらではありますが、概ね1～ 3週間ほど、自分で勉強しながら準備をしたり、案件のメンバーと定期的にディスカッションを開催して、お互いの情報をアップデートします。アイデアを出したり、クライアントのリクエストを踏まえるとどのようなアプローチがベストかということを検討したり。こういった時間があることで、案件がスムーズに始められ、自分自身も勉強できていると強く感じます。
「クライアントのリクエストを踏まえる」という考え方は、働き始めてから学んだことでもあります。例えばソリューション導入にあたって、大学では研究者としてベストだと考えるソリューションを薦めていました。しかし仕事のうえでは、ベストソリューションかどうかだけではなく、コストパフォーマンスや、クライアントの求める内容も含めて、どのような導入方法があるかを考える必要があります。他にも、学術的視点と実務的視点の、問題の捉え方と解決方法の違いを感じることがあります。
プロジェクトや業務を進めるうえで大切にしていることは「純粋に興味を持つこと」です。新しいプロジェクトに取り組むときは、まず全体的なイメージを捉えるようにします。その中で、自分の担当範囲が全体のどの部分にあるのか、またどの部分と繋がっているのか、影響しているのかを見つけていきます。この関係性を見つけられると、プロジェクトへの興味・関心もより高まり、学習もスムーズに進んでいきます。

ブロックチェーン技術でエンタメ業界の課題を解決

あるエンターテインメント業界のクライアントは、公演チケットが非公式で高額転売されることや、転売目的で買い占められ、本当にその公演を観たい人へ行き渡らないことに悩まされていました。そこに、ブロックチェーン技術を用いたカスタマージャーニーで「転売目的ではなく本当にその公演を観たい人が、適正価格でスムーズにチケットを入手できる」方法を提案しました。
その結果、クライアントにもとても喜んでいただき「これで、業界を取り巻く継続的な問題であったチケットの非公式転売に対処できる」と、期待をかけていただいています。ちなみに現在は、クライアントが運営する公式転売サイトを広く定着させ、非公式の転売サイトへの流入を防ぐための戦略をチームとして探っているところです。
個人的にも、コンサートやライブハウスに行くのが好きなので、このプロジェクトが実際に音楽業界へ影響を与えていることを実感し、感動しました。

「説明可能なAI」をビジネスで活用したい

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これから追求したい技術は「説明可能なAI」です。
従来のAIは、問題を解決し「答え（推定結果）」を出すソリューションはあるものの、その「答え」に至った理由や根拠を、人間に分かるようには説明できませんでした。いわばプロセスがブラックボックスになっていたのです。その理由や根拠を含めて示せる新たなAIに、非常に関心を持っています。AIの「答え」の根拠を明確にすることで、その情報の利用者である現場担当者はより深い納得感を持つことができるので、AIの利活用が促進されると期待しています。
最近、AIの分野は注目を集めていますが、ビジネスアプリケーションでその可能性を最大限に活用するにはまだギャップがあります。個人的には、ヒューマン・コンピュータ・インタラクションやデザイン関連のスキルをもっと勉強したいと思っています。

ダイバーシティが推進されていて働きやすい

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私のように留学を機に日本へ来た方は、卒業後、そのまま日本に残って働くか、帰国して働くか考えるタイミングがあるでしょう。日本企業の文化が自分に合わないといったことでも、悩んだりするかもしれません。
しかしコンサルティング業界、特にLTSは、ワークライフバランスもとれていて、インターナショナルな価値観に理解があり、ダイバーシティも推進されており、とても働きやすい環境だと思います。
データ分析チームにも海外から来て働いている仲間がいますし、上司や先輩とも英語でコミュニケーションをとっています。仕事上でも、日本のコンサルティング業界のことを教えてもらうだけでなく、私から日本の業界ではまだ実践されていない、海外でのアプローチ方法を提案することもあります。そういう意味では、お互いに支えあえる人と一緒に働きたいですね。
コンサルティングの仕事は、本当にエキサイティングでやりがいがあり、常に新しい学習の機会を与えてくれます。学びのため、時代によって古びることのないしっかりしたキャリアを積むためには、LTSはとてもいい環境だと思っています。