プラットフォーム事業
2020年入社(キャリア)
森満 裕樹
大学卒業後、大手アパレルメーカーおよびアパレル関連商社にてマーチャンダイザー(以下MD)としてブランド・事業成長に寄与する中で、新規事業の立ち上げを担当。その経験からコンサルへの転職を志向しLTSに入社。現在はLTSリンクにて「プロフェッショナルハブ」事業におけるフリーランス側のグループ長のみならず、事業全体のマネジメントも担っている 。
アパレル業界で過ごした私が選んだ「ビジネスプロデュース」という仕事
私はLTSが3社目となります。大学を卒業して最初に入った会社は大手アパレルメーカーです。就職活動では、大学の専攻が経済学部だったこともあり、銀行やコンサルティングファームを中心に見つつ、ファッションが好きでMDという仕事にも興味があったため、その2軸で企業の選考に参加していました。そして内定をいただいた中から最終的にアパレル業界を選択しました。
入社後、自身の活動を評価していただけたのか、ありがたいことに通常に比べて早いタイミングで当時人気の高かったブランドのMDを任せていただきました。忙しくもとても充実していたのですが、入社から2年が経過した頃から大企業だからこそのやりづらさを感じ始め、1ブランドの担当というよりも企業経営に関わりたいという思いも強くなったことから転職をすることにしました。
2社目に選んだのは、業界は同じくアパレルの1.5次卸という立ち位置の会社です。中古品も扱うセレクトショップも展開するなど、前職では経験できなかった領域であることや成長性や利益率の高さに惹かれました。約3年在籍し、役割はMD、買い付けなどが中心でしたが、あるとき、領域特化の新規事業立ち上げを任され、事業統括の立ち位置でEC事業を推進していくことになりました。その中でITというものの面白さや可能性を感じてIT業界への転職を志向したのです。
転職にあたっては、IT業界、という設定の他、これまでの「モノ」を販売する経験ではなく、無形商材を扱う経験を積むことができる環境を求め、コンサルティング業界をメインターゲットに企業を探しました。振り返ってみると、学生時代の就職活動で視野に入れていた業界ですので、原点回帰というか、学生の頃に描いた未来を1つ1つ体感しながら、自分なりのキャリアを作っているような気がしますね。
そして転職活動を進め、LTSの他、大手コンサルティングファームからも内定をいただきましたが、私が選んだのはLTSでした。そして、LTSへの理解を深めていく中で「ビジネスプロデュース」という関わり方で企業支援を行う、という事業に興味が湧き、コンサルタント職ではなくビジネスプロデュース職で入社することにしました。なぜLTSを選んだのかというと、待遇面では他社に魅力を感じるところがあったのですが、コンサルタントとしては未経験の自分が、いきなり大きな会社でやっていけるのかという不安が少なからずあったことと、LTSのサービス提供は「支援型」だと感じていたので、自分の志向にフィットしていると感じたことが大きかったですね。
成果の出ない日々を経て、今感じる業務のやりがい
ビジネスプロデュース職で入社をし、任された業務は「プロフェッショナルハブ」というサービスの担当者で、当時は現在の専門担当制とは異なり、フリーランス/クライアントといった区別なく案件を担当していました。このサービスは、クライアントが抱えている課題を解決するための方策を考え、人(フリーランスの方々)やサービスの提供を通してクライアントと共に改善に取り組む業務であり、最終的にはクライアントの成長に寄与することを目的としています。実際に仕事をしていて「クライアントの顔が見える」仕事であるという点がやりがいにつながっています。自分の対応次第でクライアントの右腕になることができる、自分の活動と成果が繋がっていることを実感できる仕事です。逆もしかりですが、この目でクライアントの反応を確認できることが醍醐味でしょうか。
今でこそやりがいを持って業務を遂行できていますが、入社直後は、実は大変苦労しました。動いても動いても全く成果が出ず、悩む日々が続きました。周囲に相談をしても「森満さんのやり方は間違ってない」と言われはするものの、解決策が提示されるでもなく、自分には向いていないのではないか、期待していた経験はここでは積めないのではないか、と後ろ向きな気持ちになっていました。それでも踏みとどまれたのは、その悩んでいる時期に先輩社員や樺島さん(LTS社長)が話を聞いてくださり、また仕事というものに対する思いを共有してくださって、その熱意を受けて、もう少し頑張ってみよう、と思うことができたからです。
そこからは、解決策が提示されないのであれば自分で作るしかない、と思考を切り替え、まずは情報を集めることから始めました。クライアント業界の情報はもちろんのこと、どのように進めるのがよいのかといったプロセスなども含め、ありとあらゆる関連情報を社内外の知り合いに聞きに行くなどして集め、一緒に考えてくれるメンバーと共に対応事項を整理・再構築し、自分なりのアクションを見出していきました。
そして入社から3.5年が経過した今は、LTSリンク社長の高倉を支える立場でプロフェッショナルハブ事業の全体マネジメントを行っています。人に対する意識が高くフォローが厚い環境・社風があったからこそ、あの辛い時期を乗り越えられたのだと思います。
『生意気』と言われるくらい自分の考えを持った方にフィットする会社
私のチームは、2024年1月現在で約30名が所属しており、そのうち半数が新卒入社から数年というメンバーです。若くてパワーのある人財が多いということはチーム力という点で素晴らしいことですが、一方で生産性というか、社会人としての自分を確立したうえで、事業に必要な力を獲得していくことになるため、どうしても一定の時間がかかる、といった課題もあります。その状況もふまえ、プロフェッショナルハブ事業においては少しずつ体系化を進めてきました。手前味噌ですが、社内で最も体系化が進んでいる自信があります(笑)。規模が拡大している中では、体系化は成長スピードを高めるために有効な手段であると考えて推進してきた結果、LTSリンクの売上の大部分を占める事業に育てることができています。
LTSリンクの更なる成長のためには、プロフェッショナルハブ事業の成長が不可欠であるため、現状に満足することなく売上規模の拡大やサービス提供の質を高めることを常に意識しています。その達成にはメンバーの『顧客志向』の目線・意識をこれまで以上に強化する必要があります。メンバーの動きを見ていると、まだまだ『自分志向』の行動になっていると感じる場面がありますので、私からもメッセージを伝え続けたいと思っています。
私がマネージャーとして大切にしていることは、「1人1人にいかに伝えるか」ということです。メンバーの動きや言葉を可能な限り捉え、違和感があれば直接やりとりをすることがよいチームづくりには欠かせないと考えています。メンバーも増えてきたため、私1人では工数的に限界もあることから、同じような目線で動いてくれるリーダーへの権限委譲も進めながら、メンバーそれぞれに成功体験を積んでもらいたいな、と思っています。
今後という点では、LTSリンクはまだまだ発展途上です。人以上の介在価値を生み出すためにも自社サービスを磨いていくこと、拡大することが求められています。1つの方向性としては、親会社となるLTSが確保しきれていない領域を私たちLTSリンクが補うような、規模も含めてそういった存在になっていきたいですね。その達成の一翼を担えるように、私自身も「企業経営」への理解を深めていきます。
合わせて、社員全員が達成志向のベクトルを強く持つ必要があると思いますし、LTSリンクの企業理念である「よい人・よい企業に、よい機会が集まる世界を創る」に対する理解の共通化も必要です。何が「よい人」「よい企業」なのか、人の数だけ解釈もそれぞれになってしまいがちなところをいかに同じ感覚で追求できるか、ということは大切にしていきたいです。無形商材を扱い、クライアントの価値向上に寄与することをミッションとする私たちにとって、この理念への理解や共感にはこだわりたいですし、今後LTSリンクにジョインする方にも共感していただきたいポイントですね。
この成長途中のLTSリンクにフィットするのは、明るさを持ち活動的な方、クライアントとのコミュニケーションを楽しめる方ではないでしょうか。私としては、それに加えて『生意気』というか、周りに遠慮せずに自分の思いを伝えることができる強さを持った方にぜひ仲間になってもらいたいです。意見をぶつけ合いながら、一緒に成長していけたら嬉しいです。