花島さんプロフィール
花島 太一

2010年入社(キャリア)
ITサービス部門 副グループ長

 

SEや映像系の業務を経験後、LTSに入社。ITサービス職(システム運用改善エンジニア)として静岡拠点でキャリアを重ねた後、豊田拠点立ち上げ主担当者として着任。現在は豊田の拠点責任者として対応中。

前田さんプロフィール

前田 涼

2021年入社(キャリア)
ITサービス部門

 

建設系のコンサル企業のシステム部を経てLTSに入社し3年目。現在は業務対応の他、拠点長のサポートの役割も担う。

山城さんプロフィール

山城 海月

2023年入社(キャリア)
ITサービス部門

 

IT業界未経験だったが、社会を支える技術を身に付けたいという思いで美容業からキャリアチェンジ。

静岡での実績から生まれた豊田拠点立ち上げ

記事1

花島:豊田に拠点を立ち上げる話が出たのが2019年で、実際の立ち上げは2020年から着手しました。それまでは静岡県内でお客様のITサービス業務を行っていました。お客様は全国に拠点をお持ちで、静岡以外の拠点においても色々な課題を抱えていました。ソリューションの一つとしてアウトソーシングを検討なさっている中で、静岡での対応を評価していただいた結果としてLTSに声をかけていただき、最終的に豊田拠点のITアウトソースをLTSに任せていただけることになりました。

では誰が立ち上げを担当するのか、という検討の中で、上長に「やってみる?」と声をかけてもらい、受けることにしました。元々静岡の拠点の立ち上げも経験していましたし、住居が静岡の西部のため、通勤の問題もなんとかなりそうでした。また、当時の状況でこのプロジェクトに対応できるのは自分しかいない、と感じたことを覚えています。

最初は1人で着任しました。豊田での対応事項は静岡拠点と同様であるものの、拠点ごとに業務の特徴が異なっているため、静岡の運用をそのままコピーすればよいわけではありません。着任後の数か月間の準備期間は、豊田のお客様の隣に座って、業務に関するお話を伺ってそれをドキュメント化して実践する・・・ということをとにかく積み重ねていました。

当時、苦労したのは、時間のコントロールでしょうか。豊田は3フロアありその中の1フロアは、以前から面識があるご担当者だったためある程度スムーズに対応できたのですが、2フロアは関係性も0からのスタート。1人で実施するには量が多く、とにかく時間が必要なので、なかなか大変でした。

数か月経過してようやく形が見えてきたところで、メンバーを2名静岡からアサインしてもらいました。詳細の運用を決め、その体制での業務を開始しました。そこから少しずつ対応範囲を広げていった流れです。大変ではありましたが、お客様と他のメンバーのご協力のおかげで、何とか立ち上げることができました。

前田:自分は2021年にLTSに入社しました。初任地が豊田です。入社当時は、立ち上げ中ではあったものの、ある程度業務の形ができた状態でした。OJTを受けながらとにかく業務を覚え続けて今に至ります。立ち上げをされていた花島さんをはじめ、先輩方はこの領域のプロフェッショナル。未経験である自分がその中に入ることになり、最初は戸惑いました。皆さんとのレベル差を感じて、正直なところ声をかけるのも躊躇する時期もありましたが、業務についてドキュメント化を実施してくださっていたので、まずはその内容を読み込んで、それでもわからなかったら質問する、時間を抑えられるように極力まとめて質問する、といった対応で業務の習得に努めました。

花島:立ち上げ開始から1年でようやく業務の形ができてきて、その頃に前田さんに入社してもらいましたね。確かにまだバタバタしていたところがあって、気を遣わせてしまったかもしれませんね。

前田:いえ、質問すれば丁寧に教えてもらえるのですが、勝手に遠慮していました。ただ、ドキュメントで業務が可視化してあったので、そこは本当にありがたかったです。入社して、3か月~半年ほどの中で、個々の業務や全体の繋がりが分かるようになっていった気がします。

山城:私は、まだ入社したばかりの1年目です。今は基本的な知識をはじめ、業務について皆さんから丁寧に教えていただいています。前田さんは、ご自身の経験を踏まえて指導してくださるので配慮があり、とてもありがたい存在です。入社前はITについてはまったくの未経験だったので不安が大きかったのですが、「ゆっくり覚えていけばいい」というお声がけもしてくださるので、焦りすぎることなく頑張れています。

花島:最初は自分が1名で入り、少しずつメンバーを増やして、はや4年。前田さんや山城さんにもジョインしてもらえて、チームとしてもようやく形ができてきました。

チームの体制がしっかりとしてきたこともあり、今後、豊田拠点はさらに業務範囲を広げていきたいと思っています。というのも、お客様がまだまだ業務を抱えていらっしゃる状況なので、LTSの対応範囲を広げることで本来の業務に専念いただく時間を増やすことができる。現状で良しとせず、私たちもさらにお客様に信頼されて業務を任せていただきたい。お客様の業務に貢献できるように、私たち自身も成長していきたいですね。

未経験でも技術が身につく お互いを支えあう職場

記事2

花島:そもそもお二人はどうしてLTSに転職したのですか?

前田:自分は、前職は建設・測量のコンサル会社のシステム部で、図面回りや社内インフラ対応等を行っていました。専門学校もIT系に通っていたし、もっと技術者としてレベルアップをしたいと思って転職活動をしていました。その思いが実現できると選考を通じて感じたため、LTSに入社しました。

山城:私は、まったく畑の違う美容関係の仕事をしていましたが、ふとしたときに、自分の周りはITに溢れているなと感じて、初めてIT業界というものを意識するようになりました。これだけITが身の回りにあるということは、私たちの生活を陰で支えているのはITなのではないかと思い、これからは多くの人を支える仕事がしたいとも考えていたため、IT業界への就職を目指して転職活動を始めました。

転職の紹介エージェントから企業を紹介いただき、面接も複数社受けていたのですが、その中で、未経験の私にイメージが湧くようにたくさん情報を提供してくれたのがLTSでした。また選考を通してお会いする方々の人柄に惹かれて入社を決めました。

花島:LTSを選んでもらえて嬉しいです。お二人のことは、面接のときから印象が残っています。前田さんはすごく謙虚で、人とコミュニケーションを積極的に取っていく、というよりはじっくり仕事に向き合うタイプですよね。

前田:そうですね、元々自分からコミュニケーションを取りに行くタイプではないので、実はこの職場でも最初は苦労しました。ただ、少しずつお客様の窓口の方とも話をすることが増えてきて、今は任せていただいている仕事上の役割も意識してしっかりと対応できるようになってきました。お客様対応が増えてきた中では、慌てずに対応することを常に意識しています。

花島:山城さんは、コミュニケーション力が高くて、チャレンジにも躊躇がないですね。ガッツがあるのだろうな、と面接のときから感じていました。入社から2週間で、既にお客様と普通に話をしている姿を見て驚いたことを思い出します。

前田:自分も山城さんはコミュニケーション力がすごいな、と感じています。

山城:ありがとうございます!人と話をするのは全然苦ではないです。今担当している業務も、お客様と関わることが多く、お礼の言葉をもらえる機会もたくさんあって、その言葉に支えられて頑張れています。ただ、業務範囲が広いこともあり、まだまだご要望にお応えしきれていないと感じるので、これからも業務習得を頑張りたいです。私から見ると、前田さんは業務も対応もすごく丁寧な方なので、見習いたいな、と思っています。

花島:私は現在拠点責任者を担っていますが、メンバーそれぞれが異なる強みを持っている中では、チームワークが最も大切だと思っています。仕事において助け合うのは当たり前のことですが、裏で誰かについて何か言うなんてことはないように、そういった状況にならない良い空気感を常に感じられるようにしていくことを意識していますし、その空気感をみんなが作ってくれています。最近は特にメンバーがお互いの得意・不得意を補いながら、チームとして力をつけてきていることが感じられて、良いチームになってきたな、という手応えがありますね。

前田:ITサービス職(システム運用改善エンジニア)の仕事はいくつかの担当業務があって、自分の現在のメイン業務はお客様がお使いになるPCの設定や入庫~掃き出しまでの管理、トラブル対応、スーパーバイザーとして仕事の割り振りです。最初はPC設定から習得していきましたが、知識が点でしかなかったところが、半年経ってくると線になっていって、全体感が分かるようになりました。

山城:私は、スマートデバイスに関する業務を担当しています。最初の3か月は不安の方が強かったのですが、3か月経過して、業務の理解が進んできた実感があり、ようやく自分で考えて行動できるようになってきました。

前田:ただ、今はもっとスキルアップをしたくて、インフラやネットワーク、トラブル対応も身に付けたいですし、業務のご提案をしたり、業務全体をカバーできるようになりたいです。この拠点で相談いただいたら何でも対応できるような自分になっていくのが、まず1つの目標です。

山城:私も同じ気持ちで、別業種から飛び込んだときと同じ気持ちで常にチャレンジし続けたいです。今はもっと対応範囲を広げ、お客様に寄り添った対応をしていきたいです。

ITサービスは無くならない仕事 お客様の事業への貢献のために自分を磨いていく

記事3

花島:お二人は、この仕事の魅力は何だと思いますか?

山城:まだ私は経験が浅いのですが、それでもこれは「なくてはならない仕事」だと思っています。裏方としてお客様が安心して仕事ができる環境を支えることができる、見えない部分を支える仕事なのだと。そして自分が実施したことに対して感謝の言葉をもらえることも、やりがいに繋がっています。

前田:そうですね、ITというとすごく難しいもののように考えがちですが、LTSのこの職場は、いろいろな業務を0ベースから教えてもらえるし、短いスパンで成長できる環境です。そして、お客様のお仕事を縁の下の力持ちとして支えていることに誇りを感じますし、LTSのバリューの1つである『お客様にとってのよつば』の一葉になれている実感がありますね。

花島:お二人が「お客様を支える」ことに喜びを感じてくれていることは嬉しいですね。この仕事は、IT環境にまつわるトラブル対応も多いのですが、トラブル対応は「困っている人の問題を解決する」と言い換えることができて、誰にでもできるものではありません。そして相手にも本当に感謝されるし、感謝の言葉をいただける。そこは他に代えがたい魅力ですよね。

それに加えて、自分が今最も感じているのは「この仕事は今後もなくならない技術・必要とされる仕事」であるということ、そしてその技術を身に付けられる仕事ということです。AIなどの技術革新はもちろんこれからも進んでいくのでしょうが、今この場面で困っている状況を解決できるのは、最後はやはり“人”だと思うんです。そこを忘れずにいたいですね。

これからもITサービスマネジメントアウトソーシング事業部として、そういった思いに共感してくださる仲間を増やしていきたいと思っていますが、お二人はどういう方がフィットすると思いますか?

山城:この仕事は、人と関わる機会が本当に多いので、自ら動ける人、情報交換できる人が向いているように思います。

前田:お客様との距離が近い職場なので配慮ができる方、明るさのある方ですかね。ITに興味があることは大前提で、コミュニケーションを取ることを厭わない人でしょうか。

花島:確かに、この仕事はITへの関心がある方は幅広くスキル習得もできるし、技術革新に終わりがないので学び続けられる仕事と言えるかもしれませんね。

内面的には、慎重さと大胆さを持ち合わせた方にジョインいただけるといいな、と私は思っています。お客様の就業環境を守るためには、1つ1つを丁寧に実施する慎重さが必要ですし、時には踏み込んだ対応や今までにないアイディアでよりよい状況を生み出す大胆さがあることで、大きな業務変革を果たすことができます。

立ち上げから4年となっても、まだまだできること・やりたいことがあるので、これからも仲間になってくださる方と出会っていきたいですね。