石田 雅司
2012年入社(キャリア)
ITサービス部門 グループ長
エンジニアとして数社での経験を経て、LTSに入社。静岡(裾野)拠点および栃木(宇都宮)拠点の拠点責任者として製造業のクライアント向けITサービス業務を牽引。2022年より本プロジェクトのグループ長。
本杉 渉
2015年入社(キャリア)
ITサービス部門
プログラマや物流系業務を経験後、LTSに入社。静岡(牧之原)拠点にてユーザー対応を担当後、チームリーダーとして従事。
茂木 直也
2016年入社(キャリア)
ITサービス部門
SIerにてインフラエンジニアとして勤務後、LTSに入社。栃木(宇都宮)拠点のITサービス業務立ち上げを担当。稼働安定後、静岡(裾野)拠点にてITサービス業務に従事。
事業を次のステージに前進させていくために立ち上げられたグループ
石田:私たちのグループは、2022年に立ち上がりました。これまで特定のクライアントに提供してきたITサービスマネジメントやそのアウトソーシングをさらに拡大し、顧客数も増やしていきたい、というミッションを背負っています。この活動によって、現在のクライアントに還元できるものも生み出していけると思いますし、私たち自身の仲間のキャリアの拡がりにも繋がってくるはずです。以前からこのような取り組みについて検討はしていたのですが、状況が整いつつあり、ついに本腰を入れて事業拡大を進めていくフェーズになりました。
本杉:自分は2015年に入社して、運用の現場でユーザー対応を重ねてきました。そのまま現場のリーダーとして活動していく道もあり、もちろん魅力も感じますが、今の自分としてはより提案・改善が求められる中で、納得感を持ってステップアップしたいという思いがありました。ですので、今回の組織立ち上げのチャレンジのミッションに着任できたのは、本当に有難いご縁だと思っています。
茂木:私は、過去、LTSの別エリアで拠点の新規立ち上げをしてきました。そうしたこともあり、今回のミッションを聞いて、これまでの経験も活かせるかな、と思いましたし、会社からの期待も感じています。
石田:これまで事業部としては、安定したIT環境を維持するためのサービスを、10年以上にわたりクライアントに提供してきたわけですが、対応エリアが限定的な状況ではありました。それは仕事の成熟度を高めていくことができる反面、積むことができる経験には上限があるように感じられたり、エリアという面では雇用の多様性を持たせることが難しい、という課題もありました。
茂木:確かに、特定の環境で経験を積み重ねた結果、個々人の成長はもちろん、未経験の方を受け入れて育てるスキームも充実してきた印象がありますね。そこは誇っていいと思う一方、仕事の枠組みがしっかり出来ているからこそ、枠組みがキャップのように感じられてしまう面もあるかもしれませんね。
本杉:そうですね。自分はITサービスについては未経験でLTSに入社したので、入社後は現場でクライアントや仲間と協働しながら、本当に沢山の学びに触れてきました。他方、キャリアという観点では、リーダーもお任せいただきましたが、その先というと拠点長といった役割を固定的に想起しがちだったかもしれません。
石田:お2人の話にもあるように、クライアントへの貢献だけでなく、まさに今、現場で頑張ってくれている仲間にさらなる成長環境を用意したいという思いも載せて、このメンバーで組織を立ち上げた、という状況です。
コンサルティング部隊とともに活動することで気づいた、自分たちの強み・価値
石田:事業拡大という言葉だけを取れば、単純に「事業拡大=企業への営業」という動きに目が向きがちですが、それだけではないと思っています。まずは自分たちの武器が何なのかをしっかりと可視化したいという考えがあり、LTSの主力事業であるコンサルティング部隊とともにプロジェクト活動を行っています。これまでと異なる目線で、自分たちの強みを捉え直す目的をもって、茂木さん、本杉さんにもデリバリをしてもらっています。
本杉:私は化学メーカー様のプロジェクトに着任していますね。
茂木:自分も現在は、本杉さんとは別の短期プロジェクトに参画していて、まもなく大詰めを迎えます。
石田:コンサルティング部隊と協働する中で、自分たちの強み・価値を感じるものはありますか?
茂木:事業部としてもIT領域での運用を20年近く積み上げてきた経験があるので、自分たちだからこそ運用設計をより高いレベルで提供できるのではないか、と感じることがありました。やはり運用の実務経験を持つメンバーによる運用設計は、クライアントに対して最適な価値提供に繋がるのではないかという感触です。また、ITや問題解決リテラシーの高さも特徴の一つだと感じました。多忙なクライアントのプロジェクト現場では、1、2時間ご説明いただいて「あとはよろしくお願いします」と頼っていただくこともあります。ITや問題解決のリテラシーが備わっていないと、動くことに怖さも出てくると思います。
その点、運用の現場で徹底的に鍛えられてきた点が活きたと感じる瞬間がありましたし、自分たちの強みの一つかもしれませんね。例えば、プロジェクトで最初に把握したい情報や、その情報の探し方であったり。リテラシーのレベルで動きが変わってくる印象です。
本杉:そうですね。その他リテラシーのようにジェネラルな面ですが、クライアントとの信頼関係を早く築く力も、これまでの事業で磨かれてきた自分たちの強みのように思いますね。日々の業務をしっかりと高いレベルで遂行する、クライアント担当者様との他愛もない話からご関心や状況を察知するといった基本の積み重ねですが、改めてその重要さを感じています。自分は今のプロジェクトにフルリモートで合流したため、クライアントには「大丈夫なの?」という不安もあったのではと推察しています。それでも、人として信用してもらえる実感を持てているのは、基本の積み重ねによるところが大きいですね。これまでの業務で、社内外の方々とやりとりを重ねてきた経験値が活かせたのだと思います。石田さんはいかがですか?
石田:自分たちがこれまで行ってきた事業では、いかに安定品質を維持・継続して提供するかが重要なので、その目線ありきで業務を考える点が特徴だと感じました。その目線はこれまでの事業を通じた経験値があってこそだと思いますし、その経験値を持つ人財がコンサルティング案件に関わることで、今まで以上の高品質のサービスを一気通貫で提供できる可能性を秘めているのではないかと感じました。そういった気付きは、今回初めて他部門のプロジェクトに参加することで見えてきたことですね。
働く人の幸せが大前提
本杉:事業部として、これまでにない動きを開始したわけですが、今後はどのように進めていくイメージでしょうか。
石田:この1年で蓄積する経験や気付きを基に、それを言語化・可視化するフェーズに進んでいきたいですね。人員も増やし、その教育に割く工数をしっかりと考えていきます。コンサルティング部門が関わる案件の中で、私たちの事業・サービスと親和性・志向性がマッチする案件を引き受けたり、一緒に運用課題に取り組むことで、新しいアイディアを生み出すことができるのではと思います。コンサルティング部門もITサービス部門も、両方存在するLTSだからこそできることですね。
茂木:クライアントだけでなく、社内他部門にも自分たちのITサービスマネジメントやアウトソーシングの対応力を知ってもらって、色々と任せたいと思ってもらいたいですね。今回、コンサルティング部門と一緒にプロジェクトに取り組むことで、自分たちの特徴についても、コンサルティングの現場についても理解が深まった印象ですので、この経験を活かしていきたいです。本杉さんはどうでしょう?
本杉:はい。今は、私たち3人ともリモートワークでコンサルのプロジェクトに入っていますが、問題なくプロジェクト業務や、組織立ち上げの業務を進められることが分かってきました。離れた拠点でも積むことができる経験が数多くあるのだと実感しています。今まで以上にエリアや部門の枠を超えて活動することで、一人一人の発想も拡がって、成長に繋がるのではないでしょうか。
石田:そうですね。そういった自分たちの気付きを基に事業の拡大を考えていきますが、その根本にある大切な観点は、共に働いている仲間である社員が幸せを実感できるように、選択肢やできる経験値を拡げて可能性を解き放ちたいという想いです。それを果たした先にあるのが事業拡大であるということは、私たちらしさの表れとして、忘れずに進めていきたいと思います。