谷澤 奏人

2024年入社（新卒）

プラットフォーム事業

早稲田大学卒業。入社後はLTSリンクにてアサインナビの営業として既存クライアントへのフォローや提案業務に加え、ボードゲーム研修事業の企画・開発から営業までを兼務している。

渡邊 宥介

2024年入社（新卒）

プラットフォーム事業

山形大学大学院卒業。入社後はLTSリンクにてプロフェッショナルハブの“フリーランス”側の営業担当として、ご登録いただいた方との面談や案件対応に従事している。

谷澤：私は大きく二つの業務を担当しています。一つ目はアサインナビというビジネスマッチングのプラットフォームサービスの営業です。アサインナビは、プロジェクトを進めたい企業と、スキルを持つフリーランスのプロフェッショナルを繋ぐWebマッチングサービスです。渡邊さんたちが携わるプロフェッショナルハブが、専任支援を受けたいプロ・企業の方をご支援するのに対して、アサインナビは5,000社以上のIT事業者と8,000名以上のITフリーランスが参加する場づくりを通じて、双方が自らマッチングを探せる環境を提供しています。その中でも、私は企業に新しいビジネスの機会が生まれるよう、企業側に適切な人財のマッチングが生まれやすくなるような支援をしています。私の所属するチームは4名ですが、定期的に事例の共有やレビューを行っていて、商談の進め方についても率直にフィードバックをし合う文化があります。
もう一つは、LTSリンクの新規事業として2024年に立ち上がった研修・トレーニング事業です。具体的には「経営体験ボードゲーム研修」という、ボードゲームで経営体験ができるというサービスで、その企画・開発から営業まで一貫して関わっています。サービス提供を開始以降、若手社員からリーダークラスまで幅広い層の方に受講いただいています。
事業展開においてはメンバーがアイデアを持ち寄り議論して、サービスの内容を決めたり営業戦略を検討したりしています。市場や顧客ニーズ、自社の強みをどう活かすかを考えながら形にしていくという、１営業担当としてでは味わうことができないであろう経験を積ませてもらっています。もちろん思い通りに進まないこともありますが、だからこそ学べることも多く、成長できている実感があります。

渡邊：同じビジネスプロデュース職といっても、担う役割には幅があって1人1人違いがありますね。谷澤さんはどんな就職活動をして、LTSのビジネスプロデュース職に出会いましたか？

谷澤：私が就職活動で最も重視していた軸は「自分の成長が組織の成長に直結する環境で働きたい」ということでした。大企業で数百人の新入社員に埋もれるよりも、少人数で切磋琢磨できる環境に身を置きたかったのです。また、元々テクノロジーが好きでIT業界に興味があり、手に職を付けたいという思いがあったので、最初はITコンサルタントやエンジニアを意識していました。しかし、就職活動を進めるうちに、よりよいコンサルタントになるには事業理解が重要で、その理解を得るために、まずは事業の現場で実際に経験を積む方が良いのではと考えるようになり、若手のうちから現場で事業を動かすようなポジションで働ける会社を探すようになりました。そんなときに出会ったのがLTSであり、LTSリンクで活動する道だったんです。最終選考で社長から「LTSリンクの戦力として頑張ってほしい」と言われたことが、入社を決める大きなきっかけになりました。よくあるフレーズと思われるかもしれませんが、単なる励ましではなく、まだ学生の私を既に一人の戦力として捉え、その活躍を心から期待しているという思いを感じました。また、若手でも会社の成長を担える場があるということを強く実感しましたし、LTSそしてLTSリンクという会社の可能性をより強く信じられるようになりました。また、採用担当の方が、就職活動と学業が両立できるよう親身に調整しながら選考を進めてくださったことも大変印象的で、この会社で働くことを決意しました。
渡邊さんはどんな就職活動でしたか？

渡邊：私の場合は、大きく三つの軸で活動していました。
まず「一緒に働く人がどんな人か」、次に「会社の目指す方向性」、そして「自分がやりたいことに挑戦できる環境があるか」です。
大学院では化学を専攻していたため、就職活動開始当初は化学メーカーの研究職を志望していました。しかし自己分析を進める中で、人とコミュニケーションを取りながら新しいものを生み出すことに強いワクワクを感じる自分に気付き、営業職やBizDev職に関心を持つようになりました。それからは業界というよりも自分の好きなことに挑戦できる環境の有無に拘って、営業職やBizDev職を中心に幅広く企業を受けていました。
そうした中でLTS、LTSリンクと出会い、ビジネスプロデュース職という職種が営業に取り組みながら事業創りにも挑戦できること、また、組織として成長フェーズにあるため、自分が手を挙げれば様々な業務を任せてもらえる環境があることに大きな魅力を感じ、選考に進むことにしました。
最終的に入社を決めた理由は、選考中に出会った社員の方々がとても魅力的で一緒に働きたいと心の底から思えたからです。元々私は、前向きに仕事を楽しみつつ、厳しさと温かさのバランスを持つ人と一緒に働きたいと考えていました。選考を通じて出会ったLTSリンクの社員の方々は、まさにその要素を兼ね備えていると感じましたし、さらに、会社が「目の前の人の可能性を拡げる」という方向性を掲げている点も、自分の価値観とすごく合っているなと感じました。「ここで働くのが今の自分にとっての一番良い選択肢だな」と素直に思えた瞬間があって、その気持ちが入社を決める後押しになりました。

渡邊：私も入社前の社員面談や面接で「決まっていないことが多いよ」とたびたび聞いていました（笑）。様々なことに挑戦したい、と思っていた私にとっては、むしろ魅力的に感じていましたが、実際に働いてみると、メインである日々の営業活動を調整しながら他のことに挑戦するのは想像していた以上に大変で・・・。業務の分担や進め方、取り組み方が決まり切っていない分、自分が手を挙げれば役割を任せてもらえる環境はあるものの、その分増加する業務については自分で調整する必要がある。だからこそ「自分のやりたいことをやりきるには強い意志が必要なんだな」と痛感しました。
そんなときに支えになったのが先輩の存在です。1on1や雑談の中で「最近どう？やりたいことはある？」と声をかけてもらい、その度に改めて今の自分を振り返りや考えを整理するタイミングを作ることができていたので、諦めずに新しい挑戦に向き合うことができました。忙しさの中で見失いがちな“自分自身の可能性”を拡げてもらえたのは、本当にありがたかったです。
1つ例を挙げると、私は学生の頃からイベントを企画することが好きで、入社後も挑戦したいと思っていましたが、まだ成績も出せていないし早いかな・・・と周囲に気を遣っていました。ところが配属2か月後、先輩から「企画やりたいんだよね？やってみる？」と声をかけてもらい、実際に任せてもらえたんです。
様々な観点で完全に整っていない環境だからこそ、やりたい気持ちさえあれば挑戦できるし挑戦させてもらえる。自分にとって、本当に良い環境に入ったなと日々感じています。

谷澤：1年目からお互いにいろいろと頑張りましたね（笑）。渡邊さんは、他に入社前と後で違いや成長を感じていることはありますか？

渡邊：そうですね、顧客志向という言葉は、入社前後で捉え方が大きく変わりました。学生の頃はそれは当たり前のことだと思っていましたが、いざ実践する立場になってみると、簡単に意識し続けられるものではないと実感しました。
というのも、入社当初は言われたことに対応するだけで精一杯で、自分の行動にしか目を向けることができず、サポートしているプロの方々に本当に価値を感じてもらうところまで考え抜いた対応はできていなかったと思います。だからこそ、クライアントから感謝のお言葉をいただけるまでには思っていた以上に時間がかかりました。
しかし、少しずつ仕事の経験を積み、プロの方々とコミュニケーションを重ねるうちに、ご本人も気付いていない潜在的なニーズや根本的な課題に気付き、その気付きに合わせた寄り添いのアプローチができるようになってきました。
実際に、あるプロの方から「これまで使ったエージェントの中で、渡邊さんのいるプロフェッショナルハブが一番良かった」と嬉しいお言葉をいただいたことがあります。その方は専門性が高い一方、紹介できる案件自体は多くなかったため、コミュニケーションの回数も限定的だったのですが、相談を受けたときに案件の有無だけでなく「なぜその案件に関心があるのか」「将来的にどんなキャリアを築きたいのか」といった内容までしっかりと伺うことを大切にしました。その対応に「案件数以上に、自分のことを理解しようと寄り添ってくれた姿勢が嬉しかった」と言っていただけました。先方にとって最も重要であろう案件の数ではなく、サポートする私の行動を評価していただけたことが本当に嬉しくて、ようやく顧客志向で業務を体現できたかもしれない、と感じられる出来事でした。

谷澤：私は、社内外の関係者と合意形成する力が一番成長したと感じています。というのも、特に研修トレーニング事業においては、合意が取れないと前に進めない場面が多々あり、そこを突破するために必然的にスキルが上がったのだと思います。
入社から半年後に企画チームに入ったのですが、2か月程経った頃から会議のファシリテーションやプロジェクト推進といった業務を任せていただくようになりました。社長を含む複数部署の担当者や外部パートナーと議論を重ねる中で、机上に異なる意見が挙がることも多くあり、その違いを調整して着地させることは本当に難しく苦しいものでした。
まず同事業を任せていただいている立場としてどうすべきか、その上で何を大切にすべきか、どなたの合意を取るべきか、いつまでに進めるのかといった点をベースに調整を試みるのですが、当初はなかなかうまくいかず、先輩や上司からその都度指摘をいただいて修正していきました。指摘を受けることは決して嬉しいことではありませんが、そのおかげで、何が足りないのか、何を変えればよいのかを知ることができました。例えば、期日を早めに設定すること、承認に必要な関係者をもれなく巻き込むこと、当日その場で初見とならないように可能な限り前もって伝えておくこと等、本当に小さなことの積み重ねなのですが、そうした工夫を続けることで、社内外の関係者と合意形成していくプロセスが回るようになり、以前よりも周りの方々に信頼していただけるようになったのかなと思います。

谷澤：一体感で言うと、私が所属している「事業推進室」という部門は、名前の通り「事業を推進する部署」なので、サービスにとらわれず、クライアントの本質的なニーズに応えることを重視しています。研修事業の担当だから研修のことしか考えない、ということではなく、社内のリソースをフル活用して、また時には現状サービスメニューにないものも含めて検討して顧客ニーズに向き合っていく必要があります。その対応にあたっては、社内の連携が欠かせません。中でも同期は非常に頼れる存在です。「こういうニーズを持ったクライアントがいるんだけど」と、雑談の中でちょっとした相談をしたり、業務に必要なツールの使い方が分からないときにはまず同期に聞いて教えてもらったりしています。すると「それならあの人に聞いた方がいいよ」「ここに情報があるよ」とすぐにアドバイスをもらえるので、次のアプローチにすぐに繋がっていきます。気兼ねなく相談ができる、頼り頼られという安心感がありますね。

渡邊：それは嬉しい言葉です（笑）。同期とは毎月のように食事に行っていて、プライベートでも仲がいいですよね。業務面でも、例えばアサインナビとプロフェッショナルハブの両方のサービスを利用している方にイベントの案内をするとき、「どういう形で案内すれば参加していただけるか」といったことを谷澤さんに相談しています。
同期は、事業部が違っても業務の中で日々コミュニケーションを取り合って、お互いに協力し合うことができる貴重な存在です。また同期が活躍している姿を間近で見ることは、よい刺激になっています。

谷澤：そうですね。また、同期に加えて、上司から学ぶことも沢山ある環境ですよね。私は現在、社長と一緒に仕事をすることが多いのですが、クライアントへの向き合い方が本当に勉強になります。商談に同席した際に感じたのは、社長の話は常にクライアントの立場に立っている、ということです。これは単にサービス説明が上手いということではなく、市況感など広い視野で物事を捉え、クライアントのニーズ・状況に合わせて話をしているのです。私はつい「サービスを売る」ということを目的に対応してしまいがちなのですが、社長はあくまでサービスは手段にすぎないと考え、大切なのはクライアントが何に困っているか、その悩みに対してLTSリンクとして何ができるかという姿勢で常に動いています。その姿勢を間近で学べることは、ビジネスパーソンとして成長するためのありがたい機会だと思っています。

渡邊：私が上司から学んだことは、「普段は見守りつつ、必要な場面ではとことん向き合う」というバランスのある関わり方です。  
1年目のあるとき、業務に慣れてきたと思っていた中で、メールでのコミュニケーションについて指摘をいただいたことがありました。普段から温かく見守ってくださる方なのですが、そのときも、どこが問題で、なぜ改善が必要で、どう変えればより良くなるのかを、私の考えも聞きながら丁寧にすり合わせてくださいました。できていない点を責めるのではなく、背景と今後の行動まで含めて一緒に整理してくださったことで、私自身も納得感を持って行動を変えられました。「普段は見守りつつ、必要な場面ではとことん向き合う」という姿勢は、私自身の成長につながっただけでなく、プロの方々への向き合い方にも影響しています。  また、後輩やメンバーをサポートするときにも、同じように“見守りつつ、必要な場面ではしっかり寄り添う”という姿勢を自然と意識するようになりました。