
渡邉 圭
2023年入社(キャリア)
コンサルティング部門
ベンダーサイドにてシステム開発における提案~要件定義を中心に、様々な業種・業態の基幹システム導入を経験後、LTSに入社。施策実行とITを結びつけた、競争力強化のための仕組みづくりに深い知見を持つ。現在は中堅専門商社のERP構想策定プロジェクトのPMを務めている。
上原 諒也
2016年入社(新卒)
コンサルティング部門
明治大学卒業。学生一人ひとりを尊重した対応から、他社にはない誠実さを感じてLTSに入社。大手自動車会社の業務プロセス改善や、専門商社のCRM刷新プロジェクトを経験した後、3年前からERP領域を担当。現在はPMとして大手小売業のクライアントに向けた3つのプロジェクトを兼任しながら、若手メンバーの育成にも携わる。
生田 優依
2021年入社(新卒)
コンサルティング部門
お茶の水女子大学卒業。物理学を専攻していた中で物事を構造化する目線が活かせる仕事としてコンサルタント職に関心を持ちLTSに入社。ERP刷新プロジェクトにおいて、構想策定~テストフェーズまでのコンサルティングを経験し、中堅企業に向けた上流フェーズ支援を主領域としている。現在は製造業のクライアントに向けたERP構想策定~要件定義プロジェクトにてリーダーを務めている。
クライアントの深層課題に切り込み、一番の理解者としてコミットし続ける
渡邉:私たちが所属するEnterprise Transformation事業部では、クライアントの基幹業務の変革を支援し、企業成長に寄与することをミッションに、ERP領域を基点としたサービスを提供しています。ERPとは、会計・人事・製造・販売など主幹となる業務プロセスを一元管理する、企業の基盤を担うシステムです。「202X年の崖」に直面し各企業がERP刷新に追われている中で、LTSはクライアント組織全体の構造・ソフト面まで踏み込み、クライアントの企業変革を果たすためのご支援をしている、という特徴があります。
私自身についてですが、2023年にLTSにキャリア入社をしました。前職はERPベンダーで仕事をしていました。現在は前職で得たノウハウも活かし、メンバーの育成をしながら、中堅専門商社様のERP構想策定プロジェクトにてPMを務めています。
お二人は新卒でLTSに入社されていますね。日頃は別々のプロジェクトで活動していることもあり、これまで詳しく伺う機会がありませんでした。コンサルタント職、そしてLTSに関心を持った経緯をぜひ教えてほしいです。
生田:私は、就職活動では自分の市場価値を高められる仕事に就きたい、と考えていたので、専門性を持って直接クライアントに価値を届けるコンサルタントという仕事に魅力を感じていました。学生時代は物理学を専攻していて、研究において「物事の構造を把握する力」が常に求められる環境だったこともあり、それを「会社の構造を見て課題に切り込む力」に昇華できるのではないかと考え、コンサルタント職に挑戦することにしました。
上原:私は、仕事を通じた他者への価値貢献を重視し、コンサルティング業界を志望していました。複数社の選考を受ける中、LTSがひときわ魅力的だったのは、採用の力点が「人」に置かれていたことです。LTSでは就職生を一括りで捉えず、学生一人ひとりの個性に真摯に向き合っていると感じました。きっと学生のみならず、クライアントにも誠実に向き合う会社なのだと感じ、入社を決意しました。
渡邉:そうですよね。LTSの他社にはない誠実さは特徴的ですし、惹かれますよね。私とLTSとの出会いは実は前職のベンダー時代で、LTSと同じプロジェクトに入って仕事をする機会があったのですが、LTSのERP領域での知見は勿論、利他的な行動指針やクライアントから厚い信頼を得ている姿が印象的でしたね。クライアントと密にコミュニケーションを取り、深いニーズにまで切り込むLTSメンバーの姿を間近で見て、「クライアントに自分の力を100%還元できる企業はここだ!」と確信し、転職を決意しました。入社してからも、クライアントに深くコミットし続ける強さは確かだと実感しています。クライアントの本音に向き合い、期待以上のバリューを発揮することで、クライアントの一つの案件だけではなく、別の案件・後続プロジェクトの支援にも繋がり拡がっていると感じています。
ERPは難しいもの・・・私たちだからこそ提供できる価値とやりがい
上原:ERP 関連プロジェクトは導入時のトラブルやその後の障害がニュースで報じられることもあり、一般的に導入~安定稼働が難しいと言われています。実際、高い壁に直面する場面も多々あります。それはなぜかというと、ERPは単なるシステム導入ではなく、クライアント固有の業務構造や経営戦略を深く理解した上で、業務設計・運用設計・組織変革を一体で進めなければ成立しないからです。経営レベルの意思決定から現場の業務運用までを一貫して理解・調整できる力が求められるため、言葉以上に難しいものですが、それでも自らの手でクライアントの業務変革に寄与できるのはとてもやりがいがあります。
生田:はい。ERPシステムは影響範囲がクライアントの業務全般に関わるため、調達から販売、それらを支える会計や人事領域等、非常に幅が広いです。自ずとプロジェクト規模も非常に大きなものになりますし、結果的にコンサルタント一人ひとりが担当する領域も広大です。また業界やクライアントごとに社内調整プロセスも異なるので、状況に応じて自身の役割を変容させる柔軟さも試されます。プロジェクトを推進する緊張感の中で、日々考え行動することが求められ、試行錯誤を繰り返して前進していく。ERPプロジェクトは決して容易ではありませんが、それだけに困難を乗り越えてクライアントに喜んでいただけることは、大きなやりがいになっています。
上原:私は、ERPプロジェクトの要は、ステークホルダーの要望を調整する「バランス感覚」だと考えています。ビジネス側(利用する社員の方々のニーズ)とシステム側(設定・実現可能な要件や環境)の間で、要望に乖離が生じるケースが多いのですが、ビジネス側の背景・思惑とシステム側の制約を踏まえ、お互いが納得する着地点が何かを共に考え、導き出すのが我々の役割です。そのためには何度も話を伺い、状況を確認して相談をする、といったコミュニケーションの積み重ねが欠かせず、その対応の成果が信頼になります。その結果、私が携わったとあるプロジェクトのクライアントから「うちの会社に来てほしいくらいだ」と言っていただけた時は、非常に嬉しかったですね。
渡邉:私自身、この仕事は非常に難しい仕事だと感じています。企業の「家」ともいえる基盤を変えていく、まさに一生に何度もない「ライフイベント」です。厳しい場面もありますし、ERPプロジェクトでは未だ手法が確立されていないので想定外の事態も頻発します。そんななかで、探求心を持って一つの答えを導き出すということは、ERPならではの面白さですね。
上原:そうですね。その答えを導き出すには「120%のパワーを発揮する努力」も忘れてはいけないと思います。クライアントからの要望をその言葉のまま受け取って回答するのではなく、その要望・言葉の裏にどのような本質的な課題や思いがあるのかを探り、期待以上の答えを返すことが、私たちコンサルタントに求められる基本かつ大切な姿勢です。このことはメンバーにも常に伝えて意識をしてもらっています。
目指すはクライアントに伴走し変革を支えられる、強みをもったコンサルタントであり続けること
生田:お二人は私からすると大先輩で、これまでにたくさんのプロジェクトを経験なさっています。その経験を経て、今後どのようなキャリアを進みたいと考えていらっしゃるのですか。
渡邉:クライアントのニーズを完全に達成できるコンサルタントであり続けたいですね。もちろん、それは容易ではありません。しかしコンサルタントとして仕事をしている限り、クライアントのニーズを満たすことは、当然の使命だと考えています。その中で、ERPには業務変革、チェンジマネジメントといった考え方も欠かせません。大きな変化には不安が付き物ですが、現場で働く方々の感情的な部分も含めてクライアントに寄り添い、ERPの導入が企業における前向きな取り組みへと導けるようなコンサルタントでありたいです。
上原:私はLTSに新卒で入社してから10年経過し、様々な業界のクライアントを支援した経験から、コンサルタントとしてのベーシックスキルは習得できた、という実感はあります。今後はそこから更に進んで、特定の業界・ソリューションにより一層の強みを持ったコンサルタントとして、「〇〇といえば上原」と言っていただけるような存在になることが目標です。生田さんはどう考えていますか?
生田:大変参考になります!私は、これまでERPプロジェクトの各フェーズについては運よく一通り経験してきたのですが、ここからは上原さんと同じく、自分の強みを見出して、特定の領域を伸ばすための鍛錬が必要だと感じます。クライアントを支えるコンサルタントとして大成していきたいですね。
またERPはプロジェクトの始動から本稼働までに2年程度はかかる、長期間に渡るものが殆どとなるため、ワークライフバランスとの兼ね合いも非常に重要だと感じています。仕事をしていると、色々と悩みは尽きませんが、ありがたいことに常に上長に相談することができ、行き詰まった場合であってもその先のキャリアビジョンを描くことができています。もちろん上司だけではなく、先輩、メンバー、同期とのコミュニケーションも取りやすいですし、会社として他部門の社員をメンターとして相談できる施策もあります。社員の率直な悩みに対して常に相談できる相手・体制があることはLTSの魅力の一つではないでしょうか。
クライアントが描く未来を叶えるために チームとして気持ちを一つに共に向き合う
上原:今後LTSとしてクライアントへの提供価値最大化を目指す上で、どのような方に仲間になっていただきたいですか。
生田:ERPプロジェクトで経験を積んでいて感じるのは、あらゆるステークホルダーからの要望・理想像・課題が存在する、ある種混沌とした世界だな、ということです。正解は1つではなく、クライアント企業の成長・変革の実現のため、将来像を描き試行錯誤しながら、いかにクライアントにとってベストな道に導いていくか、が我々のミッションです。多様な価値観が共存し、時に意見が異なり、時に方向性を左右するような状況変化が起こるところで、困難から目を逸らさずにクライアントに向き合う忍耐力のある仲間と一緒なら、必ずどんなプロジェクトもやり遂げられると思うので、そういった胆力のある方が仲間になってくれたら嬉しいです。
上原:同感です。あわせて「チーム全体最適」の目線も、プロジェクトを成功に導くためには必須ですね。PM、メンバーといったポジションに関わらず、チーム全体の成功のために自分が何をすべきかを考え、主体的に動ける方とぜひ一緒に仕事をしたいですね。
今就職活動・転職活動を行っている方々に対してお伝えしたいこととして、コンサルティング業界という括りでみたときに、各社のミッションにそれほど違いは感じられないかもしれません。ただ、LTSではともに働く仲間同士で互いの強みを吸収し、成長することで、チームとしてのクライアントへの提供価値を最大化しています。クライアントの可能性を最大限に引き出し、クライアントが叶えたい未来を実現することを喜びと感じる方、そしてその未来のために「誰と一緒に仕事をするか」を大切にされている方との出会いを心待ちにしています!渡邉さんはいかがでしょうか?
渡邉:クライアントの課題を自分事として捉え、そのすべてに真剣に向き合う誠実さを持った方と一緒に仕事をしたいですね。「クライアントに貢献したい」という強い思いがあるからこそ、困難なプロジェクトも乗り切ることができるのだと思うんですよね。チームの中で誰か一人でもその思いが欠けてしまうと、プロジェクトとしてクライアントに最善の結果を届けられなくなってしまいます。なので、その仕事へのスタンスについては重視していきたいです。またキャリア入社の身としてLTSに感じているのが、既存の枠に捉われず、これまでの自身の経験を活かして新たなノウハウを作りだすことが叶う環境である、ということです。やりたいという個々人の思いを上司もメンバーも会社も応援してくれる会社なので、そういった新しいものを生み出したいという熱意のある方には、LTSはマッチするのではないでしょうか。
※取材内容は2025年10月時点のものです。




