コンサルティング部門
2023年入社(新卒)

藤原 彩

横浜国立大学大学院卒業。在学中は野生動物の個体数管理の研究と体育会弓道部の活動に注力。就職活動においては自らの手で課題を解決し、人と社会に貢献したいという想いからコンサルタントを志しLTSに入社。入社後は主にEPM(業績管理システム)のプロジェクトで経験を積み、現在はプロジェクトリーダーとして管理会計システム導入に携わる。

研究から学んだ「現場と理論をつなぐ」課題解決の本質

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大学時代は研究室に所属し、北海道の野生動物の個体数管理について研究しました。この領域に着目したきっかけは数理生態学の講義です。もともと環境分野に興味を持っていましたが、研究対象の個体数増加が課題となっているという話の中で、数式を用いて生態系を定量的に見るという新しい視点を得ることができました。その講義をきっかけに、この領域の学問としての面白さに気付き、研究テーマに選びました。

この研究の経験は、「現場を理解すること」が重要だという点でコンサルティングの仕事に活きています。例えば、数理学的には「野生動物の適正な個体数を保つため、いつまでにどれだけの数を捕獲すべき」という結論が導かれます。具体的には「〇年以内にX頭捕獲するべき」という内容です。しかし、現場にその理論をそのまま持ち込めばよいかというと、環境面・コスト面・心情面など、様々な思いや制約を考慮して対応しなければなりません。理論さえあればうまくいく、ということは全くなく、先程の内容で言うと、実行するためのリソースが足りないため実現不可、という結果になってしまうのです。

しかしながら、何とか前に進めようと、現場との折衷案を導き出すべくできる限りの手を尽くしました。北海道庁や研究機関の方と、議論を重ねながら約2年をかけて、実践的な解決策を検討しました。理論と現場にギャップが生じたとき、一方的に理論を押し付けるのではなく、現場の状況を確認し、双方が協力して実現可能な代案や着地点を見つけていくことが「真の課題解決」であると、この研究を通じて実感しました。

現在、仕事をしている中で、変革の現場とあるべき論との間に、様々な制約を伴うギャップが生まれることがあります。そんな時、学生時代に得た「現場と理論をつなぐ」という経験は、LTSのコンサルタントとして仕事をする上での基盤となっていて、解決できると信じて業務を進めることができています。

 

印象的だった「北風と太陽」の寓話 「やりたい」が叶う場所

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こうした研究経験から、自分の手で課題を解決する喜びを体感できるコンサルタントを志すようになりました。

就職活動では、コンサルティング企業を中心に10社ほど受けましたが、LTSの説明会は非常に印象的でした。社長である樺島さんが登壇して、「北風と太陽」の寓話をモチーフに、自分たちが大切にしたいことを話されていました。「他社との比較や危機感の強調で背中を押すような北風のスタイルではなく、クライアントが望む未来を丁寧に描きながら、自然と前を向けるよう支える太陽のアプローチを重視したい」

私が持っていたコンサルタントという仕事に対するイメージを大きく変えた言葉です。

入社してみて、まさにこの言葉にLTSらしさが詰まっていると感じます。クライアントの要望に応える、という表層的な部分に留まらずに、クライアントがどうありたいかを汲み取り、共感し、実現できるよう伴走をします。クライアント自身が課題を解決できるような支援をすることが、LTSのコンサルタントとして果たすべきことだと認識しています。クライアントの本当の課題にコミットする企業で、社長自らそれを牽引している印象を持ったことを、今でも覚えています。この言葉に共感し、LTSの選考に進むことにしました。

選考は、先輩社員がメンターとして伴走してくださり、キャリアの志向性を相談しながら進めることができました。他社では私の経験・スキルに注目されることが多かったのですが、LTSは人柄や目指す未来の姿にも寄り添ってくださいました。当時の私は、やりたいことがぼんやりとしか描けておらず、自分の「やりたい」をみつけるために様々な領域に挑戦したいと考えていました。そのような想いを尊重いただき、真摯に向き合ってくれたことは非常に嬉しかったですね。LTSの理解が深まるにつれ、個人の成長を重視する社風や人を大事にする人財がいることが、自分にマッチしていると感じ、入社を決意しました。

 

「LTSだから頼んだ」クライアントの言葉がやりがいに 自身の行動が成果を生み出す

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現在は、総合化学品メーカーのクライアントの案件で、管理会計システム導入の要件定義からユーザー受け入れテストまでを支援しています。

財務会計がどの企業でもほぼ共通のルールで数字を扱うのに対して、管理会計は「どの切り口で業績を見たいか」が企業ごとに異なります。さらに、グループ会社や事業部でフォーマットや粒度が揃わないことが多く、まずは情報の紐をほどくところから始まります。そうした前提の中で、何を課題と捉え、どのような仕組みを組み込めば経営判断に資するシステムになるのかを整理し、着実に前へ進めていくことが求められます。

そのため、クライアント独自の観点や業務を的確に理解し、最適な仕組みを構築できるかどうかが成功を左右します。資格で名前が付くような専門性ではありませんが、こうした経験や視点はEPM領域において確かに評価される力だと感じています。

私自身も、ご担当者の価値観や意図を深く理解できるよう、コミュニケーションの機会をできる限り増やし、同じ目線で課題に向き合うことを大切にしてきました。相手への深い理解と丁寧なコミュニケーションを重視する姿勢を評価いただいたのか、クライアントから他案件のお話をいただいたことがあります。クライアントに困りごとがあった時に、すぐにお声掛けいただける関係になることができて、非常に達成感を得た瞬間でしたし、クライアントから「今回、LTSさんだからこそ依頼しました」と言っていただいた時は、クライアントのお役に立てていることと、自分の活動が会社の評価にも良い影響を与えられたように感じて、とても嬉しかったです。

こうした姿勢は案件に限らず、日々の働き方にも通じています。
私が大切にしているのは、相手の視点を想像して動くことです。役割によって見えている情報も判断軸も違うので、相手の立場に必要な情報を集め、納得感を持って前へ進めてもらうことが欠かせません。プロジェクトを成功させるには、関係者のベクトルを揃えることが何より重要だと考えています。
この考え方は、学生時代に体育会弓道部の女子主将を務めた経験から生まれたものです。プレイヤーと主将、それぞれの立場で求められる役割が違うことに悩んだ時期がありました。同じ言葉がけで全員が前向きになるわけではないと気づき、「役割や価値観の違いを想像し、接し方を変える」ことの大切さを学びました。一人ひとりに寄り添う姿勢は、今の仕事にも確かに繋がっています。

 

「信頼×幅広い経験」で期待を超えるコンサルタントを目指す

私の理想の将来像は「クライアントが困ったとき、最初に思い出して声をかけていただける存在」になることです。担当領域に留まらず、業務のちょっとした悩みごとまで気軽に打ち明けていただけるような関係性を築き、その期待を一歩越える価値を提供できる存在になりたいと思っています。

そのために意識しているのは、目の前の課題だけを見るのではなく「ここに付随する課題はないか」「自分にできることは他にないか」と、常に一歩先まで視野を広げる姿勢です。コンサルティングは決まった答えのない世界です。だからこそ、良いコンサルタントになるには得意領域を深めながら、新しい領域に挑戦し続ける姿勢が欠かせません。私自身は、現在IT領域を中心に担当していますが、いずれはより上流のフェーズや、社内教育といった定着・浸透のフェーズにも幅を広げて、クライアントの変革に最後まで伴走できる存在になりたいですね。

こうした挑戦を支えてくれているのが、LTSの環境です。
以前、「他の案件で新たな経験を積みたい」と上長に相談した際、丁寧に耳を傾けてくれて、実際にその案件に挑戦させてもらえました。悩みや不安を率直に相談できる安心感が常にありますし、誰かが背中を押してくれるというよりは、一緒に考えてくれるという距離感に、私はとても救われています。

実は私自身、ITはほぼ未経験の状態からのスタートでした。それでも、上長のマンツーマンのサポートや、どんな質問にも真摯に応えてくれる社風、様々な専門性を持った他部門含めた社員の存在があったおかげで、着実に最先端のスキルをキャッチアップすることができました。気付けば今、3年目としてやりがいを持って業務に取り組めています。「最初の一歩に不安はあるかもしれないけれど、勇気を出して飛び込めばちゃんと支えてくれる人がいる」ということを、これから仲間になる誰かにも伝えたいです。

LTSを一言で表現するのであれば、大手企業の「安定感」と、ベンチャー企業の持つ「柔軟さと挑戦心」の両方が共存している会社だと思います。安心感を持って成長できる環境で、クライアントの期待値を越えて支援したい、真の伴走者でありたいという熱意を持った方にはきっと心地よい環境です。もしご縁があれば、いつか同じチームとして一緒に挑戦できたら嬉しいですね。


※ 記載内容は2025年11月時点のものです。